シリコンバレーに関する基本的調査

毎年行われているシリコンバレーに関する基本的調査の最新版としては、

2009 Index of Silicon Valley

がある。シリコンバレーのJoint Venture: silicon valley network

とSilicon Valley Community Foundation

から出されているもので、網羅的でかつカラーで美しいレポートで、実用的であるとともに楽しめるレポートである。

是非一度ご覧になることをお勧めします。

また、今年は,

2009 Special Analysis: Economic Restructuring and Workforce Transitions

も公表されている。

このホームページは:

http://www.jointventure.org/publicatons/publicatons.html

http://www.jointventure.org/

です。

絵画のオークション参加してみました(6)

オークションのカタログはときどき眺めていますが、しばらくオークションには参加していません。また5月になったら参加しようかと考えています。

その代わりというわけではありませんが、最近新たに油絵を手に入れることになってしまいました。今回は中古品ではなく、新作です。ただし作家はまだ若く、これからを期待される人です。『美術年鑑』や『美術市場』にはまだ掲載されていない作家さんです。

西川克己 (NISHIKAWA, Katsumi) 09/04/10 注文
  “Quoi de la Broshe” キャンバスに油彩 F8号


フランス、アルザス地方、ストラスブール(Strasbourg)の近くのBrosheの街並みを描いたもので(ドイツとの国境に近い)、西川さん独特の表現方法で作成されています。(この地区は世界遺産に指定されているそうです。)この絵は、まず最初に目にとまるのが、線が真っ直ぐでないということで、なかなか良い感じを出している。面相筆のような筆を用いて描いた、細かい筆遣いが何とも言えず、藤田嗣治を連想させるものがある。なかなか味わいのある風景で、魅力的な作品です。


この町(村?)には行ったことがありませんので、Google Earthに乗って訪れてみますと、なかなか面白いですよ。Google Earthもずいぶんと進化したもので、どんどん飛行感覚で近づいていくと、最後は街を歩いている太ったおばさんまで写し出して臨場感抜群でした。肝心のドイツ風の建物まではGoogle Earthで見つけられませんでしたが、適切に探せば出会うことができたのでしょう。

Google Earthの入り口は、http://earth.google.co.jp/
です。

絵画のオークション参加してみました(5)


中断していた絵画オークションのシリーズを続けます。

今回はまずは、オークションではなく、以前から欲しいと思っていた街を描いた作品として、
ギャラリーから購入した事例をまとめておこう。

以前、シルクスクリーンではあるが、オークションで、山形博導の「霧のサンフランシスコ」を落札し、サンフランシスコのものは手に入れていたが、今回は前から気にしていた「フィレンツェ」を描いた油絵を見つけたので、清水の舞台から飛び降りる積もりで購入したのが、
田畑高弘 「フィレンツェ F20号  08/07/17

である。作家は余り知られた人ではないが、それなりの評価を得ている人のようである。少し個人の家には大きめの絵ではあるが、フィレンツェを丁寧に描いたものであり、なかなか気に入っている。
私が手に入れた初めての本格的な油絵である。

山形博導の「霧のサンフランシスコ」と田畑高弘フィレンツェはモチーフとして、少なくても主観的には、シリコンバレーと繋がっている積もりなのですが。


オークションとしては

第4回体験 第254回 2008年9月13日(土)
[LOTナンバー] 824
[作家名]  小林 章三 (KOBAYASHI, Shozo)
[作品名]  「ミコノス(ギリシャ) 」
キャンバスに油彩 F10号 サイン有 キャンバス裏にもサイン、タイトル 額付
[評価額] 成り行き
[落札額] 58 (千円)

2009/04/23  写真を追加。

で1点を落札。成り行きの絵画であったが、色の美しさに注目して買いを決めて、もう一人の人と競った結果少し高めの落札額となった。絵の出来具合からすれば、2万円位安くても良いものではなかったかと思う。少し前までは、自宅のリビングに掛けて楽しんでいた。色の美しさは一般家庭向きのもので良いのだが、毎日眺めているうちに、どうも絵としては余り宜しくないということが気になり始めている。まえのフィレンツェは飽きもこないで良いものであったのだが、今回の「ミコノス(ギリシャ) 」 はオークション参加の授業料ということになるのであろうか?作家はフランス在住とのことで『美術市場 2008年版』にも掲載されているが、どんな人なのかは良くは分からない。

 

『銀座の画廊経営』(野呂洋子著)を読む

最近、私は画廊巡りを頻繁にしていることもあって、この本が目にとまり読んでみた。(どんなきっかけでこの本を知ったのかは思い出せないのだが。)

銀座の画廊経営

銀座の画廊経営

[rakuten:book:12728870:detail]

野呂洋子さんは、慶應義塾大学理工学部を出た後、日本IBMに入社し、システムエンジニアとしてキャリアを築いてきた人です。画廊経営者の息子野呂好彦氏と結婚後、2人で銀座柳画廊を創業し、日本IBM勤めから全く異なる世界である銀座の画廊経営に転身した変わり種の経営者であります。本書は、その奮闘ぶりがわかりやすい文章でつづられており、一気に読んでしまうほどの面白さであった。

銀座柳画廊のホームページは

http://www.yanagi.com/


  この本を見つける前には『現代アートビジネス』(小山登美夫著)を読み始めていたのだが、それを中断させて、一気に読ませる魅力はいったい何であったのだろうか?

現代アートビジネス (アスキー新書 61)

現代アートビジネス (アスキー新書 61)

絵画のオークション参加してみました(4)

4. 第3回体験 第248回 2008年6月14日(土)第2部

落札内容  油絵ではなく、版画であったが、2点初落札!!

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[LOTナンバー] 423
[作家名] 山形 博導
[作品名] 霧のサンフランシスコ
講談社P.178 1993年 シルクスクリーン 50.7×85.6cm サイン有 ed.AP55共シール 額付*
[評価額] 50〜100(千円)
[落札額] 60 (千円)

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[LOTナンバー] 462
[作家名] 小松崎 邦雄他[4点セット]
[作品名] アンダルシアの女
リトグラフ 40×30cm サイン有 ed.95 大体良好 他は梅原龍三郎「生蕃(民族衣装の少女)」(リトグラフ 32.4×19.5cm 版面及びマージンに薄い日ヤケ)小島俊男「人形」(エッチングに手彩 36.4×27.8cm)「人形」(エッチングに手彩 32.5×23.8cm) 全て額付*
[評価額] 40〜60 (千円)
[落札額] 30 (千円)

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 第1部では、油絵3点とも落札できずに、落胆して当日はひきあげた。その夜、第2部の版画を急きょ絞り込み翌日の第2部のオークションに臨むことにした(版画については下見を行っていない)。この行動はやはり多少オークションの雰囲気に左右された行動という面も否めなかったが、初体験としたはそれほど高い授業料とも言えないであろう。

 委託入札ではなく、直接オークション会場でパドルを用いた入札は、多くの業者に混じって素人の個人が奮闘する場面でもあった。最初の山形の入札は多少のあせりがあったが、小松崎他のセットについては私の購入の意図は明確で、落ち着いて評価額以下での落札に成功した。パドルをすぐに挙げず、しばらくこらえた点が良かったのかもしれない。

 版画の落札という油絵とは異なる作品の落札ではあったが、最初の落札体験としてはまあまあであったかとも思っている。

 ただし、後日送られてきた山形のシルクスクリ−ンの額の一部が欠けていた。いかに中古品とはいえ、現物を下見していなっかたことのツケがまわったということであろう。作品とは直接関係のないことであり、修理の可能性を探るしかなかろう。

 何事も準備不足は、それなりの結果を導くということであろうか?

以上が初めての落札までのオークション体験記でした。

(本当は、関連する絵の写真を掲載したかったのですが、著作権の関連で確認ができなかったため、残念ながら掲載を控えました。関連する絵の写真があればもっと楽しかったのですが。)

絵画のオークション参加してみました(3)


3. 第2回体験 第248回 2008年6月13日(金)第1部 

落札内容   オークション現場に居たが、3点とも落札できず!!

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[LOTナンバー] 144
[作家名] 木澤 定一
[作品名] ミコノス風景
1974年 キャンバスに油彩 F10号 サイン有 共シール 画面数ヶ所にヒビ、シミ及び絵具の縮み 額付
[入札額] 55 (千円)
[落札額] 80 (千円)

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[LOTナンバー] 154
[作家名] 鈴木 マサハル
[作品名] フィレンツェ
キャンバスに油彩 F8号 サイン有 キャンバス裏にもサイン、タイトル 額付
[入札額] 110 (千円)
[落札額] 240 (千円)

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[LOTナンバー] 204
[作家名] 辻 真砂
[作品名] 花時
キャンバスに油彩 F6号 サイン有 共シール 額付
[入札額] 60 (千円)
[落札額] 190 (千円)

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入札価格は落札価格を2万5千から13万円ほど下回っており、いずれも落札することが出来なかった。前回より価格差がひらいたのはなぜであろうか?それぞれの作品の価格調査が甘かったのか、今回は高い落札価格が成立した印象が強い。前回当日のオークション現場におらず悔しい思いをしたので、今回はオークション現場におりパドルを持っていたが、値上がりのスピードが速くて、残念ながら落札できなかった。今回は入札作品にも迷いがあり、何回か変わったことも、入札価格を読み違えた理由かもしれない。

絵画のオークション参加してみました(2)


2. 第2回体験 第246回 2008年3月9日(金)、3月10日(土)

落札内容  3点とも落札出来ず!!

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[LOTナンバー] 563
[作家名] 関 拓司
[作品名] ムフタール風景 油彩 F8
[入札額] 76 (千円)
[落札額] 90 (千円)

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[LOTナンバー] 608
[作家名] 田辺 栄次郎 他[2点セット]
[作品名] ロワール古城(フランス) 油彩 F8
[入札額] 56 (千円)
[落札額] 60 (千円)

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[LOTナンバー] 609
[作家名] 田辺 栄次郎 他[2点セット]
[作品名] エィズプリーの水辺 油彩 F8
[入札額] 76 (千円)
[落札額] 80 (千円)

                                                                          • -

第2回は、田辺 栄次郎については以前より情報を得たために、価格づけ(pricing)は結構適切にでき、それが入札額に反映されていたと思う。だだ残念なのは委託入札のみで当日実際のオークションに参加していなかったために、2つとも、私の入札額の4千円上でたぶん業者によって落札されたものと推察される。これはなんとも悔しい思いがしたが、本番のオークションの場にいなかった弱みで、貴重な経験をさせられた。関 拓司のものは入札額と落札額にひらきがあったので諦めがつくのだが、田辺 栄次郎の2点はなんとも悔しい。