絵画のオークション参加してみました(6)

オークションのカタログはときどき眺めていますが、しばらくオークションには参加していません。また5月になったら参加しようかと考えています。

その代わりというわけではありませんが、最近新たに油絵を手に入れることになってしまいました。今回は中古品ではなく、新作です。ただし作家はまだ若く、これからを期待される人です。『美術年鑑』や『美術市場』にはまだ掲載されていない作家さんです。

西川克己 (NISHIKAWA, Katsumi) 09/04/10 注文
  “Quoi de la Broshe” キャンバスに油彩 F8号


フランス、アルザス地方、ストラスブール(Strasbourg)の近くのBrosheの街並みを描いたもので(ドイツとの国境に近い)、西川さん独特の表現方法で作成されています。(この地区は世界遺産に指定されているそうです。)この絵は、まず最初に目にとまるのが、線が真っ直ぐでないということで、なかなか良い感じを出している。面相筆のような筆を用いて描いた、細かい筆遣いが何とも言えず、藤田嗣治を連想させるものがある。なかなか味わいのある風景で、魅力的な作品です。


この町(村?)には行ったことがありませんので、Google Earthに乗って訪れてみますと、なかなか面白いですよ。Google Earthもずいぶんと進化したもので、どんどん飛行感覚で近づいていくと、最後は街を歩いている太ったおばさんまで写し出して臨場感抜群でした。肝心のドイツ風の建物まではGoogle Earthで見つけられませんでしたが、適切に探せば出会うことができたのでしょう。

Google Earthの入り口は、http://earth.google.co.jp/
です。