久しぶりにシリコンバレーを考える!!
日本にいてシリコンバレーのことをVividに描き、考えることは、難しいものである。そこで関連本やDVDなどに頼らざるを得なくなる。
大部古くはなるが、2001年に出版された、Chong-Moon Lee, William F. Miller, Marguerite Gong Hancock, and Henry S. Rowen [2000], The Silicon Valley Edge: A Habitat for Innovationand Entrepreneurship, (Stanford Business Books) , Stanford University Press(中川勝弘監訳『シリコンバレー:なぜ変わり続けるのか(上)(下)』、日本経済新聞社)の下巻を中心に現在読み始めてみた。6年前に出た本であるが、その後このような多面的で本格的にシリコンバレーを論じた本を私は知らないから、まだまだこの本の価値はあるものと思っている。
- 作者: チョン・ムーンリー,マルガリート・ゴンハンコック,ウィリアム・F.ミラー,ヘンリー・S.ローエン,Chong‐Moon Lee,Marguerite Gong Hancock,William F. Miller,Henry S. Rowen,中川勝弘
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2001/12
- メディア: 単行本
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翻訳本の下巻は第2部の後半3章と第3部として
第3部 シリコンバレーを形成するさまざまな集団
第13章 ベンチャーキャピタリスト―シリコンバレーのコーチ
第14章 案件の宝庫―ベンチャーキャピタルは地域の形成にどのように貢献したか
第15章 革命への燃料補給―商業銀行のファイナンス
第16章 ニューエコノミーをアドバイスする―弁護士の役割
第17章 信者を導く―エグゼクティブ・サーチ会社の影響力
第18章 イノベーターを導く―なぜ会計士が評価されるのか
第19章 無料の助言―シリコンバレー流コンサルティング
の7章からなっている。
シリコンバレーを取り巻く様々な集団をとりあげて、詳細に語られており興味深いものがある。