1167637349**[『ウェブ進化論 』]『ウェブ進化論 』を改めて読み直してみた 序章
「序章 ウェブ社会―本当の大変化はこれから始まる」におけるキーワードは、
「ムーアの法則」、
「チープ革命」、
「増殖する地球上の厖大な情報をすべて整理しつくす」、
「知の世界の秩序」の再編、
「不特定多数無限大に向けての開放性」、
「情報そのもの関する革命的変化」
などであろうか。
以下、序章で気になった文章を、少し分量が多くなりますが、ノートとして抜き書きしてみました。
(引用文中のボールド体はキーワードを示すために私が付したものです。)
「ムーアの法則」 ゴードン・ムーアが1965年に提唱した「ムーアの法則」がIT関連製品に当てはまり、「チープ革命」が起こったという。
「ムーアの法則」が40年も続いてきた結果、ついに私たちは今「チープ革命」(Cheap Revolution)ともいうべき状況の恩恵を蒙る時代に入ったのではないか。こんな問題提起をしているのが、米フォーブス誌コラムニストのリッチー・カールガードである。(p. 10.)
そしてグーグル(Google)の理念は、「増殖する地球上の厖大な情報をすべて整理しつくす」ことにあり、言い換えれば「知の世界の秩序」の再編を目論むことでもあるともいう。
より重要なのは、技術革新によって「知の世界の秩序」が再編されるというところなのだ。(p. 18.)
さらに、次の文章は非常に印象的な表現である。
これから始まる「本当の大変化」は、着実な技術革新を伴いながら、長い時間をかけて緩やかに起こるものである。短兵急ではない本質的な変化だからこそ逆に、ゆっくりとだが確実に社会を変えていく。「気づいたときには、色々なことがもう大きく変わっていた」といずれ振り返ることになるだろう。(p. 18.)